高校生のときにスクールカウンセラーの方とお話した体験談です。
常に漠然とした不安を抱えていたコミュ障君は、高校3年間のときにスクールカウンセリングを利用することにした。
予約が必要らしく、保健室に行った。行ってみても誰もいないので待っているといじめられている知人がいた。複雑な気分になりながら話していると先生が来たので予約を取った。
後日、友達と校舎内を移動しているときに通りかかった先生が予約受付票を渡してくれた。なんともタイミングが悪い。
友達「お前も○○(先述のいじめられている知人の名)と同じ所に行くのかい?」みたいなことを言われた。
カウンセリング当日、授業を公欠して保健室に向かった。カウンセラーを待った。
普通のやせ形の女の人だった。親くらいの年齢だったろうか。
コミュ二ケーションのこと、電車に乗るのが苦手なこと、大学の不安。
カウンセラーさんの答えは「大学の相談室で相談してみて」だった。もちろん、冷たい答えとしてこれだけが返ってきたのではなく、話している中で結論としてでたのがこれだった。親身に話を聞いてくださったし、「ここではちゃんと話せているよ」とフォローもしてくださった。
でも、より具体的な「解決法」を求めていた俺は「なんだこれ」と思いながら話を聞いていた。最終的には、なんか気まずくなって気を使いながら話して部屋を出た。
自分が求めていた答えはカウンセリングでは得られないんだなと思った。
ここは自分のような人が来る場所じゃないんだと思ったから気まずくなった。
自分のように、具体的な、それも即効性のある解決法を求めているならカウンセリングを受けても意味が無いのかもしれない。